過去に名盤CD全部捨てたジャニヲタの戯言
私はジャニヲタです。
ジャニヲタになる前は、洋楽ロックファン…
いや、今も継続して洋楽ロックファンであると宣言させてください。
何がどうしてどうなってジャニーズ帝国課金勢になってしまったかは
今度じっくり書くとして。
はてなブログのこの記事を見て、かなり思うところがあったのでエントリーを書くことにしました。
30余年生きてきて、人生の半分以上はロックに魅せられて生きてきました。
ブランキー・ジェット・シティやミッシェル・ガン・エレファントがフジロックのヘッドライナーになり、
日本の音楽シーンがヒットチャートとそうでないものに分断されつつも
どちらもセールス的に成功するというとても盛り上がっていた時代。
そんな時代が思春期ど真ん中でした。
特にミッシェル・ガン・エレファントは私に洋楽を教えてくれました。
(ブリットポップの全盛のときは小学生だったので、イマイチその波には乗れていなかったです。NIRVANAより先にFoo Fightersを知っていた世代と言えば伝わりますかね?)
SEX PISTOLSの初来日と相まって、私のウブなハートはどんどん研ぎ澄まされて行きました。
The Damned、CLASHなど聞き始めるともう沼の入り口です。
とにかく名盤というものを聴き漁る毎日です。愛読書はレコード・コレクターズやSNOOZER、ロッキン・オンにクロスビートなどなど。
近所のツタヤに借りに行き、カセットテープや(後にMD)に落として聞きます。当時Rolling Stonesの良さが全くわからなかったのに、わかるようになるまで聞かなきゃいけないという義務感すら芽生えてました。
高校生になるとバイト代のほとんどをCDやライブに費やすようになりました。
PCでCDをCDRに焼けるようになり、仲間内での音源のやり取りが活発化したのですが、この頃になると
「名盤や好きなバンドの音源はCDやレコードで持っていたい」
という、所有したい欲???または、プライド???に支配されるようになります。
レコードを何枚保有しているかを仲間内で競うようにもなります。
クラブに行って「何枚くらいCD持ってるの?」みたいな会話も何度交わしたかわかりません。
そして時は流れ、iPod全盛期。音楽はデータで聞く時代へ。
引用のブログにもあるようにCDは取り込むだけの物になりました。
引用記事と全く同じ気持ちで2年前CDやレコードのほとんどを処分しました。自分の場合は某有名店にダンボールでドンッと処分を依頼したのですが、買い取り金額は目を疑うものでした。引き下がることも出来ないし、男(いや、女だけど)は一度決めたこと曲げちゃいけねぇ!!!!とそのまま売却。
家族にケーキを買って、翌日飲みに行ったら消えてしまった私の青春。
でも音楽や思い出は消えないと確信していました。
逆に足枷が取れたような清々しい気分で
「新しい音楽との出会いを楽しめる!」
「音楽は配信の時代!」
「円盤なんてナンセンス!私は最先端(笑)」
と胸を張っておりました。
しかし今、断捨離したはずの部屋を眺めると無数のジャニーズグッズが…
ジャニーズに興味のない方なら、ジャニーズのCDは捨てないの?まだCD買ってるの??と思うでしょう。
ジャニーズは配信しないんです。
今も販売はCDなんです。
めっきり使わなくなったPCに取り込まなくては端末で音源を聞けません。
めんどくさいから取り込みません。
私の場合は、車の中で聞くのみです。
なんでこんなに時代に逆行しているのか…
我が家のアレクサに話しかけても再生してくれないジャニーズ。
断腸の思いで処分した私のアイデンティティを染めていくのです…
こうして、ヲタ密度が極端に増した部屋で
今日もSpotifyで大好きなロックを聞いています。
ジャニーズこわい。